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★[ソー活]で加速する残念な就職格差
一方、ソー活の動きに乗れない人もいる。MARCHの一角を占める大学に通う4年生の西川隆輝さん(仮名)も、その一人。今年4月に始めたFBの友達数は10月に500人を突破した。だが、11月現在まだ内定がない。
「ソー活をして社会人や学生とたくさん知り合ったものの、結局のところ自己分析ができていないという現実をわからされただけでした。興味がある分野の企業の方と繋がればいいとなんとなく思っていただけで……。自分が何をしたいとか、どんなことに挑戦したいとか考えていなくて、ただ会っていただけ。今は就職浪人も視野に入れて、自分が何をやりたいのか、どうしてそこなのかを、詰めている最中です」
新卒で入った会社を4月に辞めて、現在Twitterを使いながらソー活をしているという南恭平さん(仮名・25歳)も、あまりうまくいっていない一人。
「Twitterで、自分の転職活動で起きた事柄を備忘録的に配信しています。言わば、自分の中で面接のフィードバックをしている感じです。こうする中で、転職仲間を見つけたり、企業から何かしらのアプローチを頂けたりするんじゃないかと期待していたんですが……」
しかし、その期待は裏切られる。
「現実は、知り合いから『就活頑張れ~』とたまに返信がある程度。同じ転職希望者や企業からは、フォローすらされず。わかったことは、ボクの呟きなんて誰もみていないってことでした……」
それでもソー活を辞めない理由は、「どこかで誰かが見てくれていると思うから」という南さん。今もいつか理想の転職先が彼のツイートを見つけてくれることを夢見て、呟き続けている。
空回りどころか、ソー活がきっかけで本来の目的である就活と違う方向に目覚める学生もいる。関西圏の大学に通う清水健太さん(3年生)もその1人。FBを使ってソー活をしていた彼なのだが、人脈作りの実感から就職以外の夢を抱くようになったという。
「たくさんの人との出会いを通じて、僕には夢ができたんです。今まで出会ってきた人・これから出会う人を皆幸せにしたい。東北やタイ、トルコの人に何かをしたい。この思いをビジネスにしたい。企業の下で時間を奪われながらわずかに貰える給料ではやりたい夢は叶えられない。SNSで繋がりを増やせば、もっとできることがある。可能性は無限大です」
さまざまな方向で就活生に影響を与えるソー活だが、こうした“ソー活生”にアプローチされる側からすると、彼らはどうみえるのだろうか?
人材開発会社勤務の林恵子さん(仮名・24歳)は語る。
「仕事用のツイッターアカウントからツイートしていたら、以前メッセージを送ってきた学生から『僕のメールには返さないんですか』というリプライが来ました。社長と肩書きのある人をフォローしただけで満足する学生や、企業の人間からフォローされたり、1度リプライされたりしただけで『繋がりができた』と勘違いする学生も多い。それで採用を見送られると、逆ギレメッセージを送ったり、裏アカウントを作って愚痴を書き込んだりする人もいます。そこまで行かなくとも、『ソー活っぽいことしてれば有利になる』程度に考えている人が大半で、たいしたこと無い経歴などを書いて、飾りだけのことをしてしまう。ソー活は、人脈作りや自己アピールの武器になるけど、むしろこちらが想定しないようなダメさ加減が露呈するツールでもあるんです」
企業側にとっては、優秀な学生を見出すと同時に、ダメ学生も浮き彫りにするツールであるようだ。
結局のところ、ブームに乗ったはいいが、「とりあえずFBを始めて、企業の採用ページに『いいね!』を押していますが、その後何をしたらいいのか一切わからない。まわりもそんな感じです」(都内中堅大学3年生)という就活生が大半なソー活。
優秀層に入るか、はたまたトホホな層に入ってしまうのか。普通の就活以上に、人間力が試されるのかもしれない……。
(この記事は社会(週刊SPA!)から引用させて頂きました)
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