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転職できる・できないは、あくまで個人の能力次第。そんなことは当然だが、一方でよく耳にするのは「つぶしが利く・きかない」という言葉。「営業マンはつぶしが利く」とか「新聞記者はつぶしが利かない」とか。あるいは、「銀行マンは会社の数字に強いからつぶしが利く」とか、「商社マンは商売がうまいから引く手あまた」とか、そんな噂を聞いたことのある人も少なくないだろう。
だが、こうした噂はどこまでが本当なのか? “つぶし”が利く仕事があるなら、今からでもそういう仕事に就いておきたいところだが…。
「それまでいた業種や職種と、転職のしやすさに大きな関連はないと思います。確かに『金融業界の出身者は日頃から1円単位のビジネスを行っており仕事が正確そう』『商社は2つの企業の仲介を行うためニーズを聞き出す力に長けていそう』などのイメージはあるかもしれませんが、それらはあくまでぼんやりとした先入観。採用に大きく影響することはほぼないでしょう。職種についても同じことがいえますね」
お答えいただいたのは、リクルートエージェントのキャリアアドバイザー・西山康鎮さん。採用側が見るのは同じ業種・職種での実務経験がどのくらいあるかどうか。それ以外では、業種や職種が転職のしやすさに大きな影響を及ぼすことはないようだ。
「どんな業種・職種であれ、転職でカギを握るのはやはり今までの仕事で作り上げた実績。新規営業でどれだけ開拓したのか、あるいは固定顧客の売り上げをどれだけ伸ばしたのか。基本的な部分ではありますが、どのような工夫で新たなものを生み出してきたか、その実績こそが転職活動に大きく関わるでしょう」(西山さん)
営業と同様に、経理や人事も実績が最重要。どのような工夫によって、システムをどう改善していったのか。たとえ異なる業種や職種に転職するとしても、工夫する姿勢と意欲は共通して必要なため、企業の高評価につながる。
「ただし、いくら実績を持っていても、それをうまく伝えられないと意味がありません。特に異なる業種への転職を考える方によく見られるのですが、専門用語などを羅列して実績を説明しようとしても別分野の企業の面接官には伝わりにくい。どんな人にでも分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力も、転職がしやすくなるかどうかのポイントになってきます」(同)
どんな仕事でも確実に必要となるのが“伝える力”。仕事を行ううえでの根幹的な項目だからこそ、この部分で評価が大きく分かれるということか。
「また、業種・職種にかかわらず企業である以上は社員に組織貢献を求めます。ですから、今までの職歴で組織に何を与えてきたか、それをしっかり語れる人は転職に強いといえるでしょう。どんな些細な貢献でも、努力したことは評価につながるはずです」(同)
話をまとめると、それまでの業種や職種により転職のしやすさが変わることはなく、それまでに作り上げた実績や組織への貢献度、仕事に対する姿勢、コミュニケーション能力などの根本的な部分の方がずっと大切になるということか。転職を考える場合は、このあたりを強く意識した方が良さそうだ。
(河合力)
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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(この記事はエンタメ総合(web R25)から引用させて頂きました)
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