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■関西での成功、アジアの試金石 おしゃれなお姉さん、おばさま狙い
関西国際空港を拠点に日本初の格安航空会社(LCC)として3月に就航する「ピーチ・アビエーション」。最安運賃は関空から福岡が3780円、新千歳でも4780円(いずれも片道)と驚きの設定だ。日本のLCC元年と言われる今年、関空活性化の起爆剤として“離陸”するピーチの最高経営責任者(CEO)、井上慎一さんの思いは熱い。(聞き手 藤原由梨)
--格安航空というだけに3月の就航キャンペーンで福岡、新千歳便とも片道250円。通常運賃も大手航空会社の最安値の半額以下に設定されました
井上 価格は関西に拠点を置く航空会社として一番神経を使ったところです。関西の皆さんは価格に非常に厳しいとうかがっていますので、出だしでつまずいてしまっては、われわれのビジネスは立ちゆかないですから。「空飛ぶバス」として使ってほしいです。
--確かに、関西人はお金にシビアというイメージがあります
井上 私は長くアジアで働きましたが、お金のシビア度は大阪の方が一番かと。関西の皆様に評価いただければ、アジアの皆様に評価いただけると思ったんです。関西で成功するかどうかは、アジアでの成功の試金石と考えています。
--関空を拠点にされたのは、そのためですか
井上 もともとピーチは関空を拠点とした、アジアのリージョナルエアライン(小型機で近距離を結ぶ航空会社)になろうというコンセプトで生まれた会社です。関空は東京より1時間アジアに近い。そのため、就航先の選択肢が広がることが理由の1つです。また、関西は観光資源が豊富です。アジア、特に中国の方が来たがる観光地の上位は関西が占めています。
--関西は、魅力ある土地だと
井上 関西を中心に日本全体が元気になればいいと。そのためにわれわれができるのは、より多くの人を関西にお連れすることなので、低運賃による航空輸送サービスはひとつの鍵になると思います。
--価格だけでなく、ピーチという社名やピンク色の航空機のデザインも斬新です
井上 従来の航空会社は、お国を背負って成立したというバックグラウンドがあるために、どうしてもフォーマルな感じがあると思うんですが、ピーチはリラックスした航空会社でありたい。そこでターゲットにしたのが25歳から50歳未満ぐらいのおしゃれなお姉さん、おばさま。機体の外装はピンクでかわいらしいんですが、機内はシックに落ち着いた感じで、女性に好まれるようにしました。
--なぜですか
井上 他社との差別化です。社名も、今でこそなじんでいただいてますが、昨年、発表した当初はなぜ果物名なんだという反響が結構ありました。
--ピーチに込めた思いとは
井上 日本では桃の節句などおめでたいイメージがあります。中国でも孫悟空が西遊記の中で桃をかじる場面があって、不老長寿を表しています。アジアの果実として認識が高いということでも選びました。
--ぴっちぴちのピーチかと思いました
井上 それもありますね(笑)。いろんなイメージのわく名前です。
【プロフィル】井上慎一(いのうえ・しんいち) 昭和33年生まれ。神奈川県藤沢市出身。57年早稲田大法学部卒業後、三菱重工業に入社し、台湾、北京駐在を経験。平成2年に全日本空輸へ転職し、アジア戦略室長、LCC共同事業準備室室長などを経て、23年2月にA&Fアビエーション(ピーチ・アビエーションに社名変更)の初代代表取締役CEOに就任した。
(この記事は経済総合(産経新聞)から引用させて頂きました)
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