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[筆者: Justin Kan]





編集者注記: このゲスト記事を書いたJustin Kanは、Justin.tvとTwitchTVのファウンダで、現在28歳だ。読者は、彼をTwitterでフォローしたり、彼のブログを読むこともできる。



昨日(米国時間11/14)のNew York Timesのオピニオンのページで、William Deresiewiczが、70年代末から90年代の中頃にかけて生まれた世代、いわゆる新世紀世代(Millennial Generation)の人たちは、セールスマンの世代だ、と言っている。感情を表に出さず、誰にも好かれようとする、それがお客を増やすための基本だと考える。”怒らない、目立たない、そして自己主張のない”世代だ。



彼の世代論は、部分的には正しいかもしれない。でも、ぼくらの世代は、大企業をあまり信用しないし、小さな企業を作ろうとする人たちを軽視しない。しかも、感情を表に出さないことはない。感情を見せないなんて、大嘘だ。アラブの春(Arab Spring)やウォールストリートを占領せよ(OccupyWallStreet)の運動は、僕らの世代の燃え上がる怒りだ。自己主張もする。自分のスタートアップがベストだ、と確信している起業家は、みんな自己主張のかたまりだ。ぼくらには情熱があり、また、自分の情熱が目指しているものに向かって進む意欲を持っている。



僕らの世代は、他律的ではなくて自律的だ。我慢や忍耐を知らない。苦労の価値、なんて信じない。初心者として仕事を始めても、半年後には一人前になっていたい。転職が激しい。25歳から34歳までのアメリカ人は、一つの仕事にとどまる平均時間が3年だ。自分が想像したことなら何でもできる、と思っている。Deadmau5のように音楽で人気者になること、あるいはKickstarterで新製品を立ち上げること、などなど。しかも、人の世話になることが嫌いだ。



ぼくたちは、自分たちが体制から捨てられた/無視された世代だと感じている。政府は巨額のお金を外国での戦争につぎ込み、政党の論理に振り回されてばかりいた。政治家は、テクノロジに無理解な老人ばかりで、その状況が変わる気配はない。企業もぼくらに背を向けた。2008年の金融危機の年に成人になった人は多いが、大学を出ることが幸福な生活への鍵だという神話は、すでに破産していた。卒業しても、仕事はなかった。



だからぼくたちは、自分の仕事を自分で作り出した。自分のスタートアップを作ったり、YouTubeでビデオを作ってお金を稼いだ。既存のNGOはほとんど停滞し官僚化していたので、自分たち独自の非営利活動も作り出した。有機栽培野菜や無添加食品を、自分たちで作って売った。もうぼくたちは、あなたたちから仕事をもらおうとは思わない。あなたのアドバイスも、指示も要らない。もうすぐ、あなたがたのレコード会社や出版社も要らなくなる。iTunesやAmazonなどの上で、ぼくたちが、自分でそれをやるから。たぶん、お客さんとして以外は、もうあなたたちは全然要らない。



ぼくたちは、Deresiewiczが言ったような、セールスマンではない。売ることは企業活動の一部だが、それはいちばん重要な部分ではない。ぼくたちのヒーローであるSteve Jobsは、良い製品がなければ売ることは無駄だ、と知っていた。だから彼はつねに、製品を何よりも優先した。彼はショウマンとしても優れていたが、でもそれは彼の情熱の現れにすぎない。ぼくたちの世代では、売る前にアイデアがあり、そこに自分の愛や感動が向かう。自分の欲しいものがWeb上や店頭などにないと、前世代の人たちは”なぜないのか?”と思うだけだが、ぼくたちはそれを、自分たちが作るべきもの、と感ずる。



これまでに何度も、新世紀世代は、軽薄である、人との協調性がない、実利だけを目指し精神的な価値を重んじない、などと批判されてきた。David Fincherは121分の作り話でMark Zuckerbergを世間の笑いものにしようとしたが、しかし結果は次世代の起業家たちの心に火をつけるだけに終わった。



ぼくたちの世代は、セールスマンではなく、メーカーだ。クリエイターの世代だ。世界を変えたいというヒッピーたちの理想は持っていないかもしれないが、とても個人的な理想は持っている。それは、誰もが自分独自の人生を生きられること、自分が選んだものに打ち込めること、自分が作りたいと思ったものを作れることだ。世界を変えるような会社を作りたいなら、それをやるべきだ。ナイフ作りの職人になりたいのなら、誰が何と言おうと、なるべきだ。



ぼくたちの世代は、自分の情熱に従う。それをビジネスとしてやる場合には、そのビジネスを、既存の機関からは得られない安全性と自律性をもって構築運営することが、ぼくたちにはできる。自己実現に向かう21世紀の道は、誰もがそれを自分で作る、個人の道だ。



自分の世代を売り込むセールスマンだって? ぼくたちはただ、あなた方が過去に、自分に根性がなくてできなかったこと、今となって後悔していることを、やってるだけだよ。



(翻訳:iwatani)





(この記事はテクノロジー総合(TechCrunch Japan)から引用させて頂きました)



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