三井物産は７日、優秀な人材を採用しようと、転職志望の社会人と新卒が一堂に会する就職説明会を都内で開催した。企業の社会人と学生合同の採用イベントは異例。



　社会人が参加しやすいよう、夜も含め１日４回開催し、７日から３日間で社会人８００人を含む約５１００人が参加する人気となっている。



　説明会は電力事業などプロジェクトを率いる現場のリーダーのパネルディスカッションや、「スカイプ」を使って米国とロシアを結び、留学中の語学研修生やビジネススクール研修員らが、体験談を語った。



　人事総務部の磯崎憲一郎・人材開発室長は「４月の新卒一括採用には世界的にも違和感を感じる。社会人に門戸を広げ、国籍も問わず通年で採用活動を行う布石にしたい」と今回の説明会の狙いを説明した。



　参加者は「メーカーに勤めているがもっと世界を意識した仕事をしたい」（３０代の会社員）、「大きなプロジェクトを動かせる仕事に魅力を感じた」（大学３年）などと感想を話している。



　三井物産はこれまでも現役の医者や元アナウンサーら変わり種の中途採用もいて、年間で２０－３０人の社会人を採用するが、ホームページ上で告知する地味な採用活動だった。今後は柔軟な工夫で日本での外国人留学生ら採用の多様化を進める。





(この記事は経済総合（産経新聞）から引用させて頂きました)

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