異動、転職、引っ越し、入社など、春は出会いの季節。ということは、自己紹介をする機会が多い季節でもある。



人事と教育のコンサルティング会社を経営する新田龍さんに、ビジネスで使える、自己紹介のコツについて話を聞いた。ビジネスでのつき合いの場合、必ずするのが名刺交換。新田さんはこの名刺交換は会話を広げる大事なチャンスと話す。



「名刺は持ち主の分身、もうひとつの顔です。受け取るときは相手の目を見ながら、名刺を胸より下の高さにしない、といったことに気をつけましょう。会社のロゴマークや相手の名前、住所などにさっと目を通して、そこから会話を広げる糸口を見つけるアイテムとして活用してください」（新田さん）。また、名刺入れは名刺の座布団として、受け取った相手の名刺は名刺入れの上へ丁寧に置くことが基本と教えてくれた。



また、ビジネスの現場で人はどんな自己紹介をして、相手の心をつかんでいるのか。30歳・メーカーにお勤めの女子は、「出身地ネタは鉄板」と話す。自己紹介では必ず出身地と名産物の話をするそうで、名産物については、「『それってどんな味？』『どんなふうに食べるの？』と、男女や世代を問わず興味を持ってくれます」という。また相手に出身地や名産物を聞くことも有効なのだそうだ。



NGな自己紹介について、実際にあったエピソードを紹介しておこう。銀行に勤める29歳女子は新入社員の女子の自己紹介にドン引きした経験があるという。



それは、配属初日の挨拶での出来事。「カレシいない歴3年で～す。頑張って婚活しようと思うので、誰かもらってやってください！」と言ったのだとか。マジなのかウケ狙いなのかわからない発言をして、その場にいた人たちをシーンとさせたうえに、あとから先輩に「会社は婚活の場じゃないんだからね！」と説教されたそう。ビジネスの場でウケ狙いは必要ないようです！



【BAILA2012年4月号「自己紹介悲喜こもごも」より】　





(この記事はエンタメ総合（集英社雑誌ニュース）から引用させて頂きました)

【送料無料】 就職・転職「かくれた優良企業」の見つけ方 企業研究のプロが教える / 中川三樹 ... 価格：1,155円（税込、送料込）

集客