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 半導体ウエハー(基板)製造大手のシルトロニック・ジャパン(本社・東京)は12日、山口県光市の光工場を来年5月中に閉鎖すると発表した。同日、光市内で記者会見した松村篤樹社長は、閉鎖の理由を「世界需要の低迷とドイツにある親会社『シルトロニック社』が進める製造拠点の一本化に基づくもの」と説明した。光工場閉鎖後、シンガポールと米国の工場に生産拠点を移し、光工場の従業員513人を全員解雇する。



 光工場は86年4月、ニッテツ電子として操業を開始。敷地面積9万2600平方メートルに2万5900平方メートルの工場を構える。同社の国内唯一の工場で、IC(集積回路)チップの材料などになる200ミリシリコンウエハーと太陽光電池向けのシリコン単結晶を生産している。



 同社によると、最先端の300ミリシリコンウエハーが登場した05年以降、200ミリの需要が世界的に大幅減に。光工場の生産も現在は、フル稼働(月産22万~23万枚)していた06~07年から半減。松村社長は「200ミリが主力商品でなくなり、来年以降も需要の回復が見られない。経営陣として残念で申し訳ない」と話した。



 解雇される従業員に工場閉鎖が伝えられたのは9日。同社は退職金や転職支援に約45億円を準備し、取引先なども含め転職支援を続けるという。【丹下友紀子】



 ◇超円高直撃 国内外に拠点再編



 東芝北九州工場(北九州市)に続いて、シルトロニック・ジャパン光工場(山口県光市)も来年5月中の閉鎖が明らかになり、九州・山口で半導体産業の撤退が相次いでいる。激化する価格競争に加え、急激な超円高の直撃を受けて、国内外に拠点を再編するためだ。



 光工場の閉鎖を発表したシルトロニック社は、世界需要の低迷から、海外の工場に生産を移す。来年6月に北九州工場での生産を終了する東芝も、デジタル家電の需要低迷や超円高から国内の製造拠点を再編。九州・山口の半導体工場は主なものだけでも10~12年にかけて7工場が閉鎖・生産終了する。明るい材料は、ソニー子会社のソニーセミコンダクタ(福岡市)がスマートフォン(多機能携帯電話)などで需要が高まる画像センサー増産のため、長崎テクノロジーセンター(長崎県諫早市)で生産設備の増強をしたのが目立つ程度だ。



 九州は1960年代後半から相次いで半導体工場が立地され、「シリコンアイランド」と呼ばれた。しかし、90年代前半に約40%を占めた全国シェアは、2010年には22%までに低下。九州経済調査協会の中川敬基研究員は「九州の投資が一段落を迎え、最近の急激な円高が撤退の決め手になった。人件費の安さでは海外に負けるが、早くから進出した半導体産業が培った技術や人材は豊富だ。今後は技術の高さを積極的に打ち出して、外国企業の誘致なども必要だろう」と話した。



 一方で、福岡県の小川洋知事は9日の県議会本会議で、東芝北九州工場の閉鎖と子会社の豊前東芝エレクトロニクス(福岡県豊前市)の生産縮小の影響について「合計1000人の配置転換の対象になる」と答弁。北九州工場の取引先が県内で約160社に上ることも明らかにし、地元も危機感を強めている。【中山裕司、小原擁、林田雅浩】

(この記事は経済総合(毎日新聞)から引用させて頂きました)



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