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東日本大震災の被災地復興に携わりたいと、京都市東山区役所に勤務する市職員白須肇さん(26)=右京区=が宮城県庁へ転職する。震災後の採用試験に合格し、4月から働く。宮城は大学時代を過ごした「第二の故郷」。「自分を成長させてくれた場所。恩返しがしたい」と決意を語る。
白須さんは高校卒業後に東北大へ進み、4年間を過ごした。初めての一人暮らしだったが、大学の友人や所属した石巻市民交響楽団の団員らから家族のように接してもらった。
震災後は、無力感が募った。交響楽団の中には家を失い、妻や娘を失った先輩がいた。「京都から被災地は遠い。その場にいないことが悔しかった」
昨年6月、仙台市役所に応援派遣され、1週間、保険年金の窓口で働いた。休日に石巻市を訪ねると、見慣れた街並みは一変していた。道端に漁船や魚が打ち上げられ、生臭さが鼻をついた。市役所の壁には津波の跡がくっきりと残っていた。
被災地を見て「ここで働きたい」との思いが固まった。県庁の採用面接では「何でわざわざ市役所を辞めるのか」「放射線に関する不安はないか」などと質問攻めに合った。「時間とともに被災地への関心は下がってしまう。その時こそ自分が現地にいたい」と熱い思いをぶつけた。
県庁受験は、最終面接の直前に初めて両親に打ち明けた。母親は「放射線の影響が心配」と反対したが、合格を伝えると静かにうなずいてくれた。
2月末に市役所を退職し、被災地へ向かう。新天地での任務は未定だが、ライフラインの復旧や仮設住宅で暮らす人への支援など、やるべき事はたくさんある。「もしまた地震が起こっても、今度は災害に耐えられるまちにしたい」と意気込む。
(この記事は京都(京都新聞)から引用させて頂きました)
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